音をたててカウントは0になった
媛ちゃんは肌や服をカッターで切り裂く
白い肌から真っ赤な液体が溢れ出す
「何をして……………」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!助けてぇぇぇぇぇぇ!!」
涙をぽろぽろと流し叫ぶ
放課後…と言ってもまだまだ校舎には人が沢山いる
バタバタと音がし、人が集まる
「どうした!!!」
一人の先生が叫ぶ
目の前には血まみれの媛ちゃんとそれを呆然と見る私
「媛ちゃん!!!!」
なっちゃんだ
なっちゃんは私をスルー。すぐさま媛ちゃんの元へ
彼女は私を涙目で睨む
「恋!!!あんた自分がしたこと分かってんの!?」
「これはなんだ?」
晴が見せたのは「あかがみ」と書かれたカッター
「ち…がう……私じゃない……」
「この状況見てよくそういうこと言えるわね」
美姫が私の制服のリボンを引っ張りながら言う
「とりあえず救急車だ!!!」
先生は媛ちゃんを連れ保健室へ急ぐ
私はクラスの数人、他クラス数人に囲まれる



