★式なみ事情★




亜澄




「でかける予定は?」
「別にありませんけど」

「じゃあ夜、楽しみにしといてな?」

「は?」

「パンケーキでございます」
「!?」

あたしと将さんの顔の間からパンケーキが急に出て来る。真緒さんはテーブルにパンケーキを荒々しく置いた。

「じゃゎそれまで自由に寛いでおくから」
「!?え、ちょ……」
そういうと将はキッチンの部屋を後にしていった。








「パンケーキ!!冷めるで?

真緒さんが顔の前にお皿を持ってきていた。

「ちょ、なに!!?」

「おまえ、さっきからあいつの事に興味ありなんやな」
「べ、別にお見合いなんて、大体好きでもない人と」

「おまえ、好きな奴いてるん?」

「!?お、おらんけど」
「やろうな」
「なっ!!?」


真緒さんはクスッと笑うとリビングを出て行く。


「!?」

なんやの、


失礼な!!?







「真緒くんは心配なんやと思うで」
「剣さん……でもあの人あたしの事、絶対に目の敵にしてますよね」

顔をムッとさせて再びコーヒーを口にした。