亜澄
「でかける予定は?」
「別にありませんけど」
「じゃあ夜、楽しみにしといてな?」
「は?」
「パンケーキでございます」
「!?」
あたしと将さんの顔の間からパンケーキが急に出て来る。真緒さんはテーブルにパンケーキを荒々しく置いた。
「じゃゎそれまで自由に寛いでおくから」
「!?え、ちょ……」
そういうと将はキッチンの部屋を後にしていった。
「パンケーキ!!冷めるで?
真緒さんが顔の前にお皿を持ってきていた。
「ちょ、なに!!?」
「おまえ、さっきからあいつの事に興味ありなんやな」
「べ、別にお見合いなんて、大体好きでもない人と」
「おまえ、好きな奴いてるん?」
「!?お、おらんけど」
「やろうな」
「なっ!!?」
真緒さんはクスッと笑うとリビングを出て行く。
「!?」
なんやの、
失礼な!!?
「真緒くんは心配なんやと思うで」
「剣さん……でもあの人あたしの事、絶対に目の敵にしてますよね」
顔をムッとさせて再びコーヒーを口にした。

