★式なみ事情★

亜澄


あたしの目覚まし時計がけたたましく鳴っていた。


「……っ……」

布団を被ると布団の中でもその音がする。

「!?……るさいなああ……」

「起きんかい!!?」

「!?寒っ!!!!」


真緒さんに布団をはがされてあたしは丸くなる。





朝はいつもこうだ……



眠いねんに









車の中であたしは欠伸をした。


そんな姿を剣さんは笑顔で見てくる。
「……」
あたしも笑顔になる。




なのに

この隣にいる(メガネをかけてる)男は本当にうるさくて意地悪だ。

朝は乱暴に起こすし……


















「おい」
「!?おい?」
あたしはその言葉に顔をしかめた。


「なんですか?」
「顔に布団の痕ついてんぞ」

「!?」



ほらね……

























景・美月



「?今日ご飯なに?」
美月がスープをかき混ぜている景に問いかける。


「今日は牛の……っておい!!つまみ食いすんなっての!!!!」
美月の頭を軽く叩いた。
「ええやん。わからへんし」
「あれ、亜季くんは?」
「車の手入れー……それより明日からお見合いらしいで」

「誰の!?」

「あの子の」

「!?なんで?」

「さぁ?頼りないからちゃう?」
「そりゃ確かに頼りないけど……急やな」

「て亜季くんが言うとったけど……ここに泊まるらしいから……いろいろ今日から用意してんねん」


「へ~……」