恋とギター

コンビニの前には
白いカーデに緑の
チェックの制服の
あやの姿と、
荷物の多いチャラそうな
男が2人待っていた。

「サキ!遅いよ!笑」

「ごめんね、気合入れて
化粧しててさ~。

えっと・・・この二人が
バンドやってる友達?」

1人はギターのようなのを
背負っていて、もう1人は
スーツケースのようなものを
持っていた。

「あ、そうだよ。俺は
ベースのヒロノリね。
こっちはドラムのまさと。
ライブハウスまで少し
歩くから着いて来てね」

あやとわたしは
お互いの高校生活のことを
話しながらライブハウスに
向かった。