「ヒロノリもうちのこと 好きだって言って くれたんだあ…」 「えっおめで… 「でも!!!」 あやはわたしの 手をつかんだ。 「でもね…ヒロノリ、 彼女いるんだって… うち、知らなくて」 あやの震える 小さな声は、 泣きそうに なるのをこらえて いるのが分かった。 「あや…」