次の日の朝、
わたしは学校まで
電車に乗って
通っているから
いつものように
いつもの時間に
駅に向かおうとした。


「サキーッ!!!!」

あまりの大きな声で
びっくりしてしまった。
振り向けばあやが
手を振って笑顔で
こっちに走ってきた。

「あや!どうしたの?
いつももっと遅く
家でるよね?」

「直接話したいことが
あって…、」

あやは恥ずかしそうに
下を向いた。