「先生は?」 「熱が下がらないから凄く心配されていたのよ。 1時間前に計ったら、下がってて帰られてところよ」 「何時間寝てた?」 「昨日からずっと寝てたよ」 「摩凜ちゃんは?」 「心配して、夜遅くまでいてくれたのよ。 もうすぐ来てくれるから」 薬を牛乳で飲んだ。 この薬で、楽になりたい。 食べ終えたところで 「それでは、特別室に移動します」 と言って、看護婦さん達がベッドを移動させてくれたの。