樹里亜ちゃんが、気がつかないので

マネージャーが、買って来てくれた

おにぎりとお茶で、夕飯にして


「先生の説明がありますから、待ってて下さい」


と、看護婦さんが言うので、マネージャーには


「こちらから連絡するから、

取りあえず明日は残っている仕事をして下さい」


って、帰ってもらって先生を待ったの。

8時を過ぎて、やっと白衣の中年のメガネの先生らしき人が現れて


「遅くなりました。私が主治医の大山です。

森基さんは熱が高いので今夜は私も診ますから、

家族の方に付き添ってほしいのです。

簡易ベッドは、こちらで用意しまから。

熱が下がってから、特別室の方に行ってもらいます」


と、先生は真剣な様子。


ああ、ヤッパ 危ないんだ‥‥