家に帰ってすぐ、勇誠が口を開いた。
勇「俺んとこさ、No.2の財閥だったんだ。
兄貴が継ぐから俺は関係なかったんだけどな。
んで、夢月のお父さんが来た日に親父に婚約話を持ち掛けるよう頼んだんだよ。
どこの財閥も、婚約者はできるだけ大きいとこの子がいいだろ?」
「なんか・・・勇誠って意外に頭いいんだね。
ってかお父様・・・すごく優しい人だね。」
勇「意外は余計だ。
まぁ自慢の親父だからな。
敬語が癖なところはしっくりこねぇけど。
それより・・・夢亜!!
これからはずっと一緒にいれるぞ!!」
夢「ゆうせーとずっと?」
勇「あぁ、俺はお前のパパなんだからな。」
私はそんな話をしている二人を見て、涙ぐみながらも微笑んでいた。
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