私は慌てて話しかけた。
「頭をあげてくださいっ。
こちらこそ・・・ありがとうございます。
私のような者に大事な息子さんを・・・しかも子持ちですのに・・・・・・。」
勇父「話は勇誠から全て聞きました。
・・・これから幸せになってください。」
私はまた涙を流した。
「おっ・・・お父様・・・・・・ありがとう・・・ございます・・・・・・」
そんな私の頭を優しく撫でてきた。
勇父「お父様って照れますね。
また孫と遊ばせてくださいね。」
「っ・・・もちろんですっ!!」
こうして私の婚約話は幕を閉じた。
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