勇「・・・・・・あの女さ、昔遊んでた時の奴なんだ。」
勇誠があの日の事を話しはじめた。
勇「梅が転校してきてすぐあたりに女が倉庫に来た。
追い出そうとしたんだけど・・・・・・1ヶ月、あの女を一緒にいたら俺の事諦めるって言ったんだ。
もし無理って言うなら・・・夢月を痛め付けるって言われた。
1ヶ月だけならって思って夢月には何も言わなかった・・・
ほんとにごめん。」
「・・・・・・その女さ、梅が送り込んだらしいね。」
勇「・・・そう言ってたな。」
「・・・勇誠は悪くない。
だから謝らないで。
でも・・・・・・
どうして言うこと聞いたの?」
勇「お前を守るためだ。」
「だったらどうして!!
"俺が守ってみせる"の一言も言わなかったの!?
ただ言うこと聞いてるだけじゃない!!
私を守るためなのはすごく嬉しいよ?
大切に想われてるんだなって思うよ?
でも・・・私はそばにいてほしかった・・・・・・。
そばで守ってほしかった・・・。
我が儘だってわかってるけど・・・
だけどもう嫌なの!!
大切な人が離れていくなんて・・・嫌なのよ・・・・・・」
勇誠はいつの間にか私のそばにいて、抱きしめてきた。
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