それはあまりにもいきなりで、 あまりにも残酷なものだった。 「だから、貴方は誰??」 俺はお前の全てを知っているのに、 お前は俺の全てを忘れたのか…?? 「俺は…っ」 俺はお前との思い出を 1つも忘れていないのに、 お前は1つも覚えていないのか…。 「…みどりだよ、幼馴染みの」 俺はいつも通りの 笑顔を向けた。