「あっ、椎名君…」 椎名君は右手にコンビニ袋をぶさらげて立っていた。 「ごめん、ちょっとコンビニ行ってた」 「私も遅れた。ごめんなさい」 私は頭をさげた。 「いっ、いや謝らなくていいから。なっなっ、頭あげて」 そうして椎名君は、境内のほうへ行こうと行った。 私はそれについて行く。