ちぇっと捨て台詞(?)を吐いて、部屋をあとにした。 そして俺は、今椎名がいそうな方向を向いた。 椎名、てめえより早く鮫島の浴衣姿見れんだぞ。なめんなこの野郎。 毎日てめえの彼女が俺んち来てんだぞ、はっはっは! 「がーはっはっは!」 「はやとうっさい!死ね!」 母の大きな声が家中に響き渡る。 「す、すいまそん…」 実の母親に死ねとまで言われるとは思ってもみなかった。