その様子を見ただけで、噴出してしまいそうだった。もちろん、抑えたけど。 ちょっとからかってみようと思った。 「ねえ、俺と付き合ってみる気しない?」 もちろん、からかっているだけだ。 彼女は絶対、あたふたして黙りこむに違いない。 だから、彼女からの返答に俺は食べていたガムを飲んでしまうほど、すごく驚いた。 「あ、…私彼氏いるんで…」