「何、馬鹿なこと言ってんの」 「先生、だってー」 「だってじゃねえっつの!」 ファイルで頭を叩かれ膨れる彼は、朝倉隼人。 暴言を吐く女教師は、安川杏子。25歳独身。 「どこの世界に230点で、清明高目指す奴がいるってんだ!」 「希望持ちましょうよ~」 「うっさい、馬鹿」 夏休みに入って3日目、この日は朝倉の教育相談。