嘘とメールと夏休み



いつの間にか、教室に残っていた人は誰もいなくなった。
朝倉君以外の。
朝倉君は、口から白い棒(多分、棒付きの飴)を出しながら、私を見ていた。


やっぱり、怒ってる。


「あ、朝倉君…。私、途中で投げ出して、ごめんな」
「ん」
「え?」


頭を上げると、朝倉君の右手に1枚の紙があった。