いつの間にか、教室に残っていた人は誰もいなくなった。 朝倉君以外の。 朝倉君は、口から白い棒(多分、棒付きの飴)を出しながら、私を見ていた。 やっぱり、怒ってる。 「あ、朝倉君…。私、途中で投げ出して、ごめんな」 「ん」 「え?」 頭を上げると、朝倉君の右手に1枚の紙があった。