「ちゃんと未遂だよ?それだけですよ?」 いやいや、未遂だからとかじゃなくて。 知ってる?そもそも彼氏意外の人の家行くところから、もうアウトなんだよ。 鮫島を追いかけようと立ち上がる。 「されそうになったところで、私本当に椎名君のこと好きだって確信したんです」 踏み出そうとした足が、止まる。