「椎名君、どうしたの?」


目の前にいる彼女はとても綺麗だった。
透き通った白い肌、すこし切れ長のシャープな瞳。


「あ、んと、えっとさ…」


罰ゲームという名の本気の告白…。
俺は言ったるって決めたんだ!俺は男だこんにゃろ!

多分今頃、秀吾達は俺のことを話しているだろう。
家に帰ってメールを開けば、彼らだけで10件は余裕で超える。

ええい、もう言ってしまえ!


「俺、鮫島の事…」