今日、夜空を見上げた
久しぶりに見つめた空には
たくさんの星が輝いていた
まるであの日みたいに。

君を想いながら
星を見上げ泣いた夜
25分間という短い時間は
あっという間に過ぎた


その間の夜空はまるで
二人の関係を示していた
幼い僕はそれに気づきもせずに
ただひたすら空を見上げ泣いていた


あの日の僕は何を考えてたのだろう
なんであんなに泣いてたんだろう

君がいなくなってから
この数ヶ月はまるで
時が止まったかのようで


あれから僕は
あの時聴いていた曲を
君と待ち合わせた場所を
避けるようになった
もちろん、君からも。


僕の選択が正しかったのか
なんて一生わかりやしない
でも君を心から愛せたことを
誇りに思う

僕は君に
君だけに永遠を感じた


その想いさえ薄れてく
思い出も温もりも薄れてく
もう一度君を感じたい
というのはやっぱりわがままで


いつの日か強がったメール
それに気づいてた君を
わざと突き放して。
今さらながら後悔してる

薄れてく君への想い
薄れてく君との思い出
君にはそれがいいのかもしれない
でも…胸元に残る君からの
贈り物はまだいるよ
消えていった想いの中に
少しだけ残った想いとともに
まだ少しここにいたいんだ


『好きだよ…』
消えかかってる想いと
声にほんの少しの
想いをのせて


夜空を見上げあの日のことを
思い出した時には
涙が一筋…頬を伝った
そして心の中で一人願った

『あなたがいつまでも幸せでありますように』


と。
自分の想いを押し殺して
君の幸せを願った