爽君が、そのキーホルダーを買った後、私達はお店を出た。

「愛、ありがとう。付き合わせちゃって。」

「ん、いいよ!そのキーホルダーをあげる子、喜ぶといいね!」

私は笑顔を見せた。

「うん、そうだね!」

と爽君も私に笑顔を見せてきた。



相変わらず、整った顔立ちで、爽君の笑顔は鮮やかな夕日に負けないくらい輝いていた。



「愛、家まで送るよ。」

「えっ、いいの?」

「うん、今日、付き合わせちゃったし。」

「ありがとう!!」




私は爽君に送って貰うことにした。