そんな話をしながら歩いていると、いつの間にか、私の家の前に着いていた。

「涼汰、おくってくれて、ありがとう!」

「おぅ!」

「じゃあ……また明日!!」



そういって、私は家に入ろうと、振り返った。



「っ!」

いきなり手を掴まれる。

驚いた私は、後ろを振り返る。


涼汰が私の手を掴んでいた。