涙の花〜君の隣で笑っていてもいいですか?〜

恐ろしく短く感じた、授業も終わり、
私は涼汰を玄関で待っていた。


涼汰はちょっと用事があったみたいで、
「すぐに戻るから、玄関で待っていて!」
と言っていた。



しばらくして、私は不意に、階段の方へ、目を向けた。



すると。




「ゴメン、ゴメン!!遅くなった。」




涼汰がやってきた。