私の記憶が戻るまで…


ドキッ

――――あれ?

今…なんでドキッて……?

「あ、うん…どういたしまして」
…気のせい、だよね。

っていうか、また名前で呼んだ…けど、
この人本当に私の何?

「…あの、さ」

男が口を開いた。

「俺たち、友達だったんだ。
だから…その…怪しい男じゃないから。」