「っていうかさ、むしろ うちに住んじゃおうよ。」 「…は?」 「いや、大変っしょ? 二人であのアパート。 純和も最近バイトばかりで 寝てそうもないし。」 「全然大変じゃないよ。 りっちゃん、ありがとね!」 そう言ったけれど 本当はすごく大変で、辛くて。 投げ出してしまいたい。 もう一度、あの日に戻って… 「…そっか。」 「うん。 次、体育か。私見学する。」