優しい愛



授業を全てサボり話こんだ私たちは
もちろん担任に呼び出され説教された。




「大体お前たちはなぁ…
学生なんだぞ。そりゃもちろん
義務教育は終わってるんだがな。

だけどお前らはなぁ…」




なんだか先生の説教が、愉快だった。





あ、そういえばさっき、
お母さんにメールしたけれど、見たかな?

お母さんは、強引なときは
突っ走るからなあ…。




「…い。おい相田。聞いてるか?」

「もちろんです、先生。

ごめんなさい。深く反省してます。」



まさか

反省なんて微塵もするわけない。



「…今回は、許してやる。帰れ。」



それに純和が顔をあげ、先生に言葉を放つ。

「本当にごめんなさい。
ありがとうございます!」








「失礼します。」






30分にも及ぶ長い先生の説教が終わり
私たちは職員室を出て帰路に向かう。