純和は、私にとってかけがえのない 大切な友人で だから 純和に全部頼ってもらえていると そう思っていた。 純和にだって 言えないことがあることくらい 考えればわかることだったのに。 本当は、気付いていたのかも知れない。 純和が、何かを抱えていること。 それが、両親のことであること。 笑顔が、本物じゃないこと。 私は、逃げていたのかも知れない。 純和は大丈夫。 純和なら、大丈夫って、そんな確信 どこにもなかったのに。