『キミは今何してるのかな』
ふと出てきた言葉
どこにいても四六時中
君の事で頭がいっぱいで
溜め息が漏れて涙が出てきそう

“誰のことー?”
友達が心配して駆け寄ってきたけど
誰にもこんなこと言えるわけがない
“なんでもないよ!語ろっか!”
今日も作り笑いをして一日を過ごす

誰と話していても、ふと空を見てしまう
キミと見た空を思い出してぼーっとする
“元気がないよ?大丈夫?”
友達が顔を覗き込んで心配そうに問う
“あ、ごめん!ぼーっとしてた(笑)”
また作り笑いしてその場を逃れる

いつしか作り笑いはいつものことになってきて
本当の笑いというものを忘れてしまった
あの日、涙と引き換えにあの場に置いてきてしまったんだ

本当に笑えるのはキミの隣だけなんだ
あたしが笑うことが出来るのはキミの隣だけ
キミがいてくれたからあたしは笑うことが出来た

どうすれば笑うことが出来るんだろう
考えても考えても答えは出ない
唯一出てきた答え・・・
“キミの隣だったからこそ笑えた。”

『これからあたしはどうすればいいんだろう』
不意に出てきたそんな言葉
「ばーか」どこからかキミの声が聞こえた気がした
振り向けばキミの声にそっくり友達がいた

またひとつ思い出したよ
キミのよく言ってた言葉を。

失っていく記憶は多すぎるけど
思い出す記憶だってある
思い出せただけで嬉しくなる
消えた記憶が思い出せる以上に
嬉しいことはない

キミを失ってしまった今
もう想いを届けることは出来ないけど
今でも想い続けてる
キミの漢字を見ただけで悲しくなるけど
笑みが零れるよ
愛しさが増してくよ

『大好きだよ』
ぽつりと呟いた言葉
“なにか言った?”
友達に不思議がられちゃった
“なんでもないよ!”
また今日もまた明るく振る舞う

今日もまた愛しさが増えました
イケナイと分かってても、
キミへの愛はとまることを知らない

キミとよく歩いた道を一人、
自転車漕ぎながら空を見上げる
“見て!今日も空がキレイだよ”
キミにいつも言った言葉をつぶやく
そしたら、『そうだな』
キミの声が聞こえそうな気がして。