「こんなに漫画が好きな私って…変だよね?」 それを理解してくれるのが友だちなの? もし、それで友だちが去ってしまったら? …去るくらいなら友だちじゃないのか… 布団のような分厚い雲の上で、蒼が浮かんでいた気がした。 「まさか、ね」 美津子は鼻で笑いながら、足元に落ちたペンを拾った。