「頼んだぞ。俺の下僕☆」


呆然とする蒼の頬にそっと手を差し伸べるフレン。

そのままゆっくりと蒼の唇へ……



「何するのよ!!」

「慰めてやろうと」


ちょうど蒼の左手がフレンの口を塞ぐ。

指輪の跡が残る薬指が、ちょうどフレンの唇に触れていた。



「もうこれ以上は……わ、私には大事な人がっっ!!」

「大事な人? ふん。俺のほうがいい男だろ?」