「自然エネルギーをコントロール出来るのがその指輪の力。人の命は自然界のものじゃない。だから奪えない。OK?」

「飛べるのは…風を操って?」

「そういうこと。とにかく、あんな野郎たちにせっかくの力を無駄に使うな。お前には大事な仕事が待ってるんだからな」

「しごと?」

「俺の国を救って欲しい」



ふへ?




…す……



「救うぅぅぅぅ!?」

指輪の力は、ただの素敵なプレゼントではなかった。

蒼は、とんでもない使命を与えられてしまった。