……――はぁっ、はぁっ、はぁっ



 はぁっ、はぁっ、はぁっ……っっ



がむしゃらに走っていた蒼の足が、部活の疲れか。

フラフラと左右に揺れて、つまずきそうになってようやく足を止めた。


「ちづのばかっ」

「……でも、言っていることは正しい」

「でも、でもでもでもでも、それだって、あの言い方はないよ」


息継ぎだけしていた口が、今度は文句ばかり吐き出すようになっていた。