「にゃはは。だいじょーぶっ! みっつんこそ、足痛いにゃ?」

「私の心配なんて……うっ」

我慢できずに美津子は小さく声を立てながら涙を流した。


蒼は二人の悲惨な姿に、ただ呆然とした。


「やっぱり…私の思いつきなんて間違ってた…二人を危険な目に合わせてしまって…」

「あおは悪くない…私たちが決めたことにゃ」


これからどうなってしまうのか…絶望感と恐怖心に、三人は肩を寄せ合った。

祈るように三人は手を重なり合わせた。





ガタガタガタッ――

ゴゴゴゴゴ……


牢の外が急に騒がしくなって、囚われの身の三人は顔を上げた。