後ろを振り向くと、四人分の足跡が点々と連なっていた。 目の前には、もう何時間もずっと変わらないただの荒れた砂漠が続く。 「あ…」 先頭のフレンが声をあげて、みんな一斉に顔を上げた。 「灯りが見える…村についた」 もう喜ぶ気力もなく、足早に向かうフレンのあとについていった。