俺様天使とのキスまであと指輪一個分。



「フレン!!!!」


フレンは表情を変えることなく、ゆっくりと三人の前に降り立った。


「こいつが…フレン?」


美津子と千鶴の動揺など眼中になく、フレンは一直線に蒼を捉えた。


手には、あの、不気味に光るナイフを持って――


「フレン…どうして……どうしてなのよ!」


蒼の困惑と恐怖に、震える声。


しかし表情ひとつ変えることなくフレンは蒼と距離を縮めていく。