俺様天使とのキスまであと指輪一個分。

三人の手がぎゅっと重なった。


「ほら。私たちって腐れ縁じゃない?」

「おばあちゃんになっても?」

「老人ホームでも一緒だったりして」


笑い声が重なる。

三人の手の温もりが、まるで心そのものだった。



そして、先ほど閉めたはずの窓が開いていて


生ぬるい風が蒼の頬を掠めた。





その風に乗って、あの香りが漂う。


「これはっ………!」


蒼が顔を上げると、天井に張り付くように、人影が三人を見下ろしていた。