俺様天使とのキスまであと指輪一個分。



――――違う。




みんなの優しさとか。

私がけーくんを想う気持ちとか。

一番大事なものは何も変わらない。



やっと、蒼の心のパズルが綺麗に埋まった。





――……

―――ピッ



たまらず千鶴がエアコンのスイッチを入れた。

すっかりまた夏らしい蒼の部屋に、息苦しささえ感じたからだ。