俺様天使とのキスまであと指輪一個分。

「何? 何か知ってるの?」

「多分…ほら……にゃ?」

「ねえ……」

二人は、笑いをこらえながら蒼に視線を向けた。


「昔…今日みたいにあおが具合悪くて寝込んじゃったときがあってさ。珍しく弱ってる蒼を見てけーくんったら…ねえ?」

「?」

「覚えてないのも無理にゃい。あおは高熱で唸ってたし」

「???」

「だってさあ、自分があおいんちに来てチョコ渡したらいいのにさ、わざわざ私らに託すってことは…この部屋に来たら思い出しちゃうんじゃない? 愛の告白のこと!」

「愛の告白っ!?」

蒼の顔は真っ赤に燃え上がって湯気が立ち上る。