俺様天使とのキスまであと指輪一個分。

「え…あ…それは」

昔、幼稚園のころ。

ホワイトデイのお返しに啓太からもらったチョコ。あまりに蒼が喜ぶもんで、啓太はすっかり大好物だと思い込んでいる。

「…ぷっ、ふふ」

「??」

蒼はそんな単純な啓太を思い出して、吹いて笑った。


「あと、試合は無事勝利したからって」

「そっか。うん…良かった」

「それと、もう一つの約束は守るからって」

「…約束…って…なんだろう」


美津子と千鶴は妙ににやつきながら顔を見合わせた。