「光梨とは違って、明梨ちゃんは
すっげぇ賢いよなっっ。尊敬するよ。」
わざと、私に聞かせるように
大きい声で言う翠。
「うるさいなっもう!!私は馬鹿でもいいし!!」
「あはは…。ねぇ、早くしないとやめるよ?」
「ごめんって!! えっと、次どうすんの?」
「これは、酸性かアルカリ性かを調べるの」
「あ! 分かった!! じゃあこれは…」
「そうそう、正解~」
「やった!! ありがとな」
「うん。よくできました!!」
笑いあう2人。
翠の笑顔を見るたびに、胸が苦しくなった。
でも私は、この時まで、本当に
『別に勉強なんて………』と思っていた。
すっげぇ賢いよなっっ。尊敬するよ。」
わざと、私に聞かせるように
大きい声で言う翠。
「うるさいなっもう!!私は馬鹿でもいいし!!」
「あはは…。ねぇ、早くしないとやめるよ?」
「ごめんって!! えっと、次どうすんの?」
「これは、酸性かアルカリ性かを調べるの」
「あ! 分かった!! じゃあこれは…」
「そうそう、正解~」
「やった!! ありがとな」
「うん。よくできました!!」
笑いあう2人。
翠の笑顔を見るたびに、胸が苦しくなった。
でも私は、この時まで、本当に
『別に勉強なんて………』と思っていた。