小6の頃までは、大の苦手だった理科も、
今ではけっこう得意になってきた。
といっても、あとは全滅だけど―…
その理由は、小6の頃のあの日に遡る。
何も考えず、ただ楽しかったあの夏の日に…
「なぁ~、ここ分かる?」
夏休みのラスト2日前、私たちは…
正確に言うと、私と翠は
宿題の理科の課題に追われていた。
「え~~、分かんない!!」
「あっ、私そこ分かるよ」
この3人の中で唯一、夏休み中に宿題を
終わらせられた明梨…
「うそっ!! 教えてくれる?」
「もちろん。 でも、条件つきでね…」
「何でもするから、頼む!!」
「あははっ。うそうそ。 で、どこ?」
「さんきゅ!! ここなんだけど…」
2人が楽しそうに勉強をしている姿が、
本当にうらやましくてしかたなかった。
今ではけっこう得意になってきた。
といっても、あとは全滅だけど―…
その理由は、小6の頃のあの日に遡る。
何も考えず、ただ楽しかったあの夏の日に…
「なぁ~、ここ分かる?」
夏休みのラスト2日前、私たちは…
正確に言うと、私と翠は
宿題の理科の課題に追われていた。
「え~~、分かんない!!」
「あっ、私そこ分かるよ」
この3人の中で唯一、夏休み中に宿題を
終わらせられた明梨…
「うそっ!! 教えてくれる?」
「もちろん。 でも、条件つきでね…」
「何でもするから、頼む!!」
「あははっ。うそうそ。 で、どこ?」
「さんきゅ!! ここなんだけど…」
2人が楽しそうに勉強をしている姿が、
本当にうらやましくてしかたなかった。