それから私たちは、
家に帰らずにみどり公園で遊んでいた。



たわいもないおしゃべりをしているうち、
翠への気持ちがあふれてきたんだ




今となっては、
すごい恥ずかしい思い出で、



「幼稚園の頃の思い出は…」
って思い出したら、1番に出てくる記憶。



「ねぇ、スイくん」
「なに~?」


私を真っ直ぐ見つめる翠。



「わたしね、スイくんがスキ!!」


「え…?」