その日3人で、
いつも道りの時間に
いつも道りの帰り道を歩いていると、



「ねね、どうだった…?」



明梨が翠には聞こえないように、
小声で話しかけてきた。


「知らない。渡しただけだから。」



とそっけなく返していた。
そっけなく返さなかったら、
今にも涙があふれてきそうで…




明梨はクラスが違うから
知らないと思うけど

明梨からの手紙を
本当にうれしそうに読む翠の姿を見て、
また胸がギュッってしめつけられたんだ…