そっと、顔をあげるとおばさんはニコニコしていた。 「ふふふ!良いわよ!こんな可愛いお嬢さんほおって置けないし!!」 おばさんの一言で肩の力が一気に抜けた。 ………おばさんが優しい人で良かった………。 俺は心からそう思った。 隣にいる琥珀も安堵の笑みを浮かべていた。 おばさん家は近いから、琥珀に何かあったらすぐに駆け付けられるし。 こうして、琥珀の住居が決まった。