天使が落としていった羽〜ラブレターと羽ペン〜

「ところでさ、琥珀はこれから行くところってあるの?」



俺は、試しに聞いてみた。




琥珀は顔を伏せて、

「…………ない。」




と、ぽそっと呟いた。






やっぱり、ね。






このまま、琥珀を一人にしておくわけにはいかないし…………。












俺は、必死に考えた。