赤龍が惚れた女


愛果side...

私はとまらない涙を何度も
とめようとした。

けどできなかった
廉が優しく私の背中を叩いていたから

「廉っごめんなさいっ…」
「なんで謝んだよ。どうした?」

ごめんなさい。廉。
私…

「廉っ…怖いよっ…あの人がっあの人がっ!!」
「愛果っ!!…しっかりしろ!!俺がいるだろ」

無理なの…
あの人が夢に出てくる

怖いよ…