赤龍が惚れた女


「や、めてっ!!ごめん、なさっ…い…!!いやっ」

愛果が急に叫び始めた

「愛果?」

「ごめんなさいっ!!」
「愛果っ!!愛果っ!!おい!!」
「いやあっ!!」
「愛果っ!!」
「はぁ…はぁ…っ」

愛果がやっと起きた

「大丈夫か?」
「れ…ん?」
「大丈夫か?」

俺は…どうしたらいい
愛果が好きだ。
だから守りたい

「愛果」

愛果はずっと俺の胸で泣いていた
俺は泣き続ける愛果の背中を
ポンポンッ優しく叩いていた