赤龍が惚れた女



「…いっ…か…愛…果っ!!」
「えっ」
「大丈夫か?」
「え…あ…うん」
「震えてんぞ」

そう言って廉は握ってる手に力を入れた


「ここだ」
「広~い」
「だろ?」

全部黒に揃っていた
キングベッドやソファーやテレビや机、イス、タンス、壁、床。

「いいなぁ…」
「まぁソファーに座ってけ。なんか飲み物持ってくる」
「ありがとお」