「貴女は高柳様の…ただのお連れ様ではないですね」
「あ…っ、えっと…」
「ふふ、無理に仰らなくてもいいんですよ。お相手がお相手ですものね」
口元に手を当てて微笑む上品な店員さんはさすが、と言わざるを得ないような接客態度で。
やっぱり、それなりに格式というか。
高級ブティックと名高いお店だから、それなりの人が来る。
そんな人の相手をするために自然とこうなるのだろう。
「何度か高柳様…皇様にはこちらをご利用して頂いておりますが、彼女さんをお連れになったのは初めてですよ」
「え?」
「いつも雛鞠様とご来店されていましたから」
その光景が目に見えるのはどうしてだろうか。
けど、なぜだか不謹慎にもそれが嬉しいと感じている。


