「さっきの子…」

「ああ、琴平さん?」

「仲がいいのか?」




前を向いて言う、皇。




「あー、特別仲がいいってわけじゃなくて、彼女、経理課の子で私が経理課によく行くからその時に対応してくれる子なの」




すごくいい子でしょう?と私が自慢げに言うと、



「ああ、対応もしっかりしてるな」

「でしょ?今度琴平さんとランチに行きたいな」




皇も彼女のことを気に入ってくれたようで。

なぜだか私も嬉しかった。




「ねぇ皇?さすがにこのままで行くのは嫌だから、どこかで服買わせて?」

「ああ、もう買ってある」

「はい?」

「そこの店に行ってるから心配しなくていいよ」